みなさん、こんにちは。

院長です。

辛い辛い時期がやってきましたね。

そう。

花粉症シーズン到来! です!

この1月〜4月は、花粉症を持っている人にとっては、地獄のような時期。

それこそ、目がかゆい、鼻水が止まらない、くしゃみが出る・・・もうしっちゃかめっちゃか。涙。

しかし・・・

そんな時の「救世主」が、カイロプラティカでこの時期いつもおすすめしている

「月見草オイル」です。

当院にいらっしゃっている患者さまの中でも、薬からこちらに変えられた方が多数おります。

かくいう私もこの時期は、愛用している一人です。

うちの奥さんも毎日摂っています。笑。

月見草オイルのサプリメントを摂っていると、こどものアトピーやアレルギー予防にもなるので、母乳をあげているお母さんにも実はおすすめなんです^^。

花粉症やアレルギーに、月見草オイルに入っている「γ-リノレン酸」という成分が有効なんですが、ここでこの成分について少しご説明しましょう!

みなさん、油のお話をするときに・・・

オメガ3 と オメガ6 の話は知っていますか?

まず「油」には固形の脂と液体の油があります。

固形の脂は、飽和脂肪酸と言って「牛脂」などが挙げられますが、液体の油は、不飽和脂肪酸と言って、いわゆる一般的にサラダ油と呼ばれるような植物性の油やお魚の油、オリーブオイルなどがあります。

ここで難しい話は省きますが、この液体の油の中でもその構造によってオメガ3やオメガ6、そしてオメガ9など種類があります。

オメガ9はオリーブオイルなどに多いオレイン酸が有名です。

そして、注目したいのは オメガ3 と オメガ6 の油です。

オメガ3の油には、植物に含まれるα-リノレン酸(シソ油、エゴマ油、亜麻仁油、グリーンナッツオイルなどに多く含まれます)、そして魚に含まれるEPA、DHAなどがあります。

この系統の油は、体内で代謝されて最終的にプロスタグランジン3(PG3)という物質になります。

逆にオメガ6の油は、ひまわり油、コーン油、大豆油、紅花油などに多く含まれるリノール酸があり、こちらは、体内で代謝されて最終的にプロスタグランジン1と2(PG1とPG2)を作ります。

このプロスタグランジンというホルモン様の物質が炎症に関わるのですが・・・

炎症を促進する → PG2

炎症を抑えてくれる → PG1とPG3

このような関係性になっています。

どちらも必要ではあるのですが、片一方が増えすぎたり、不足してしまうと問題が起きてしまうんですね〜。

現代では、明らかにオメガ3系の油が不足している傾向にあり・・・魚も昔に比べて食べる量が減りましたし、各種の調理油に含まれるα-リノレン酸の含有量も減ってきてます・・・、逆にオメガ6は過剰とも言えるほど摂取してきています・・・何せ、揚げ物や炒め物は全てこういった油ですし、外食すれば否が応でもたくさんのオメガ6が体内に入ってくるわけです。

このことが、炎症性の疾患やアレルギーが増えてきた背景とも言われているのです。

もちろん、アレルギーが増えてきた原因にはもっと深い理由があるのですが。

これも大きな一要因ではあると思います。

そこで、栄養学会では、オメガ6をなるべく控え目にして、オメガ3の油を積極的に摂りましょうということが盛んに言われるようになったのです。

さて、みなさん一つ引っかかっていることがあると思います。

それは、オメガ6の方の油からもPG1という炎症を抑える物質が出来るのではないか? という疑問でしょう。

そうなんです。

オメガ6「リノール酸」からも通常であればPG1も作られるので、本当はこの中でうまくバランスが取れれば、炎症が過剰になってしまうことはないのですが、現代人ではリノール酸からPG1への代謝に関わる酵素が不足しているもしくは作れない方が、4人に1人いることがわかっています。

そうすると、リノール酸はうまく代謝が進まず、体内で大量に余ってしまうことになります。

一方、動物性の脂に含まれるアラキドン酸という油からも、PG2が作られるので炎症が進んでしまうという結果になるのです。

そこで、ようやく出てきました 「γ-リノレン酸」。

これはオメガ6の中で、PG1を作る時の途中にある物質です。

こいつを外から入れてあげることで、PG1を作れない人も、PG1が出来るようになるのです。

長くなりましたが、これが月見草オイルで、炎症を抑える・アレルギーを抑えることが有効な理由なんです^^。

ちょっと難しくなってしまいましたが、わかって頂けましたか?

一番良いのは、食生活の中で オメガ3 と オメガ6 のバランスを良くしていくこと。

調理系の油を控えて、シソ油、エゴマ油、亜麻仁油、グリーンナッツオイルなどを毎日のサラダに少し加えて摂る、もしくはスプーンで飲む。

週に2、3回魚を食べる(特に青い背の魚)。

またはEPA、DHAのサプリメントを摂る。

そんな感じでベースでオメガ3、6のバランスを摂りながら、そこにγ-リノレン酸(月見草オイル)を投入すると完璧です^^。

もちろんね、その他にも幼少時期どんな環境で育ったか、糖質は食べ過ぎていないか、その他のアレルギー物質に暴露していないか、遺伝子組み換え作物の影響、腸内環境はどうか・・・などなど考えなければならないことはたくさんあるのですが、まずこれ、やってみてください。

あなたの 辛い花粉の時期 楽になります^^。

お医者さんからもらう「抗ヒスタミン薬」もちろん効く方も多いですが、ずっと飲み続けていると胃酸の分泌が低下して、新たな問題が起きてきます。

鼻のスプレーも少量ステロイドが入っていますから、ずっと使うのは怖いですよね。

是非、「γ-リノレン酸(月見草オイル)」一つの選択肢として考えてみてください^^。

ちなみに「γ-リノレン酸」は、ホルモンバランスを整えたり、子宮内膜の正常な機能に必要なので、生理前のイライラや頭痛などいわゆる月経前症候群(PMS)や更年期障害の症状緩和などにも有効です。

そして「γ-リノレン酸」は、細胞膜に必要不可欠な成分であることはもちろん、脳の神経伝達に関わるグリア細胞にも必要なため、近年の研究では、うつ症状・自閉症にも有効であることがわかっています。

当院でも、とても質の良い「月見草オイル」の扱いがありますので、

ご興味ある方は、是非お聞きくださいませ^^。

小菅 一憲

カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック

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