ビタミンDの風邪やインフルエンザ予防効果について

みなさん、こんにちは。
院長です。
冬の時期、寒くなってきて免疫力が落ちてくると当然、風邪やインフルエンザが流行ってきます。
そんな時にカイロプラティカでよくお勧めするのが・・・
ビタミンD3 です!
風邪だと、みなさんすぐにビタミンCが思い浮かぶかもしれません。
たしかにビタミンCも重要です!
私も昔は、ビタミンCと亜鉛を摂っていることが多かったです。
しかし、このビタミンDの効果すごいんです。
今年も、風邪やインフルエンザなどの予防にビタミンDをお勧めしてきているんですが、反響がすごいですね〜!
本当にみなさん、風邪のひき始めからすぐ良くなったとか、喉の痛みが次の日にはなくなっていた、長引いていた風邪が治ったなどなど・・・。
さすが、ビタミンD です
中には、会社の人みんなに勧めたら、これは効く!とビタミンDブームが起こっているところもあるそうです。笑。
私も実は、常にカバンの中に入れているサプリメントのひとつ になっています^^。
さて、今日はそんな「ビタミンD」の隠れざる優秀な効能について、お話したいと思います。
ビタミンDは、以前から カルシウムの吸収を高める ということで
よく骨形成の時に話が出てくることが多いビタミンでした。
そういったこともあり、骨粗鬆症などで病院に行くと、ビタミンDのお薬をもらうことも多いんです。
しかし、ここ10年ぐらいの研究で、人の免疫機能にとても重要な働きをしている ことがわかってきたのです。
キッカケは、世界のインフルエンザの流行地域を調べている時のことでした。
一つの研究では、インフルエンザの流行が日照時間と密接な関係があることを突き止めました。
インフルエンザの流行が多い地域の共通点が、日照時間の少ない地域だったわけですね〜。
そして、日照時間との関連から、ビタミンDの体内濃度にまで話が進んでいきます。
ビタミンDは、食事から体内に取り入れるもの以外にも、多くは太陽の光、紫外線を浴びることで皮膚で合成されてできます。
そのため、特に日照時間が短い地域では、ビタミンDが不足しやすい傾向にあったわけです。
また、冬にインフルエンザが流行するのにもわけがあります。それは寒くて免疫力が落ちるということもありますが、日照時間が少なくなるからですね。
もちろん、日照時間だけでなく、大気汚染がひどい地域や雨が多い地域、そして人々が紫外線を避ける行動をよくとっているなども関連してきます。
ビタミンDが体内に少なくなると、インフルエンザにかかりやすくなる・・・。
面白い話だと思いませんか?
体内には、「AMP」と言われる 抗バクテリアペプチド が存在します。
ビタミンDは、どうやらこの「AMP」を活性化してくれるらしいのです。
ウィルスや細菌は、身体の粘膜から侵入してきます。
粘膜というと、口や鼻の中、もしくは腸の中になります。イメージとしては皮膚は10層ぐらいあるのに対して、粘膜は2層ぐらいなので、ウィルスや細菌が侵入してくるのは大抵この粘膜なわけです。
「AMP」は、その粘膜をコーティングして外敵から守る防御壁を築いてくれます。
ウィルスが感染するには粘膜を貫通しなければならないので、この防御壁が出来ているとウィルスに対してとても強くなるわけです。
そして、ビタミンDはなんと、この「AMP」を活性化するというのがわかってきています。
またビタミンDは、強い抗炎症作用も持っていて、炎症を促進するサイトカインやインターフェロンγ、TNFα、IL12などを抑制もしてくれるので、それも相乗効果で良い作用があるのでしょう。
こういったことからビタミンDは・・・
抗生物質の役割を果たすビタミン
とも言われています。
みなさんにも、風邪予防には「ビタミンD」強くお勧めします!
私も喉が痛いなと思うような日は、ビタミンDを多めに飲みます。
すると次の日には良くなっているんですよね。おかげでとても助かっています^^。
またインフルエンザにも、副反応があるワクチンを打つより「ビタミンD」をお勧めしたいですね。
サプリメントとして飲まれる時は、活性化ビタミンDである ビタミンD3 をお勧めします。
また腎臓に問題を持っている方、カルシウム剤を飲まれている方などは、服用する場合は専門家のアドバイスのもと、摂ってくださいね^^。
ビタミンDの話題は、他にもあって結構おもしろいトピックなので、また機会があったら取り上げていきますね!
小菅 一憲
カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック