副腎疲労症候群|メチレーションとSNPs(遺伝子変異)を知ろう!


みなさん、こんにちは。

カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック

院長の小菅一憲です。

今日は、ここ10年ぐらい話題に上ることが多い

「メチレーションとSNPs」についてのお話をします。

前回の副腎疲労症候群に関するblogはこちら↓

副腎疲労症候群|副腎疲労の原因について考える②

「バイオロジカル検査から見る一人一人の原因」

October 17, 2018

写真をクリックしてください

当院でも、この3年ぐらいメチレーションという代謝に関わる「遺伝子検査(DNAメチレーションプロファイル)」を受ける方が多くなってきました。

「メチレーション」という言葉を初めて聞く方は、全く意味がわからないと思いますが、私たちの身体の60兆個の細胞の中で常に行われている人間が生きていくためには欠かせない代謝の一つだと言えます。

また、副腎疲労を治すための食事やサプリメンテーションを考える上でも非常に大切な仕組みなのです。

では・・・

メチレーションとは一体なんなのか?

簡単に言うと・・・

CH3(メチル基)をいろんな物質に付けたり、外したりすること。

このCH3を供与し合うというような反応こそ、メチル化およびメチレーションというのですが、実際、身体の中で本当に大切な働きの一端を担っているんです。

このメチレーションによって、DNAの合成が進んだり、ペプチドの合成、神経伝達物質の代謝までも行われていきます。

適切なメチレーションが行われていなければ、解毒もできませんし、DNAやRNAを作ることもできません。

メチレーションの中でもとくに大切な要素をいくつか挙げておきましょう。

1.DNA、RNA、たんぱく質(Peptide)の合成

身体は常に新陳代謝を行なって、新しい細胞や組織に入れ替えています。

これは私たちの皮膚、筋肉、骨、内臓もそうです。

この際に遺伝情報に基づいてたんぱく質を合成していくわけですが、その働きを担っています。

2.肝臓における解毒およびグルタチオンの生成

肝臓の解毒経路フェイズ2ではこのメチレーションを行うことで、毒物を無毒化しています。

メチレーションが行われなければ、しっかりとした解毒が出来ません。

さらに言うなれば、解毒が出来ず、毒物によって体内で炎症が起きれば副腎が大きなダメージを受けます。

3.神経伝達物質(ホルモン)の代謝

脳内のドーパミンやノルエピネフリン、そしてセロトニンの代謝にもメチレーションが関わります。

また女性ホルモンの代謝にもメチル基が必須です。

ここがうまくいかないと、人間が身体を動かしていく上でも、精神的にも、大きくバランスを崩すことになります。

もちろん、女性ホルモンがらみの疾患や、病気のリスクも増えます。

4.遺伝子のスイッチオン・オフ(発現抑制:DNAサイレンシング)

人の身体の80%は発現して欲しくないDNAだと言われています。

つまりメチレーションの働きが悪く、望まれない遺伝子が発現してしまうと、病気の原因を作ってしまうことになります。

DNAメチル化異常によりがん抑制遺伝子が不活性化されることもわかっていますし、もっと言うと免疫にも深く関わっています。

5.正しいミクログリアの働き

ミクログリアは中枢神経系グリア細胞の一つで、中枢の免疫担当細胞として知られ、中枢神経系に存在する常在性マクロファージとも呼ばれています。

脳内では、赤ちゃんの時から成長に伴って神経が生えて、枝分かれしながら伸びてくるわけですが、この神経を盆栽のように綺麗に刈り込んで整える働きを行なっているのがミクログリアという細胞です。

中枢神経系疾患のメカニズムに大きな役割を有しており、メチレーションがうまく行っていないとミクログリアが正常に機能しないので、様々な疾患につながると言えます。

さて、メチレーションの大切さが少しわかったところで、メチレーションの代謝を示した図をご紹介しましょう。

この図なのですが・・・

またさらにわけがわからないですよね・・・笑。

この図は、今は理解出来なくても全く問題ないです^^。

まず、3つの円を中心にさまざまな矢印が書かれていて、その間に「MTHFR」や「MTR」、「CBS」、「COMT」などなど、たくさんの色のついた文字があるのがわかりますか?

これはこの代謝を進めるために関わる、言ってみれば「酵素(触媒)」です。

代謝とは、人の身体にある物質が入ってきて、身体の中でいろんな物質に変換されながら使われて、最終的に便や尿で排出される流れのことを言います。

しかし、ある物質を全く違う物質に変えるのには非常にエネルギーと時間がかかります。

これを瞬時で行うことを可能にするのが「酵素(触媒)」です。

メチレーションという仕組みにも様々な酵素が関わっているのが目にとってわかるかと思います。

そして、この酵素の働きに遺伝的に問題があるとメチレーションがうまく回らないということになります。

そして、ここでもう一つの「SNPs」というものについてのお話です。

まず簡単に「遺伝子」というものについてお話ししますね^^。

親から子へと伝えられる情報を担っているのがいわゆる「遺伝子」です。

遺伝子は、いわゆる遺伝子情報の単位で、RNAの設計情報や、たんぱく質の設計情報が記されているものです。

とくに生命活動に必要なたんぱく質の合成はこの遺伝子を元に行なっていて、ヒトでは約2万種類もの遺伝子があると言われています。

DNAとは、デオキシリボ核酸とよばれるいわゆる「遺伝子の本体」です。

デオキシリボース、リン、塩基から構成される、遺伝情報を持った鎖状に連なった化学物質で、上の写真のように、一般的には2本鎖で二重らせん構造をとっています。

遺伝子全体をゲノムと呼びますが、ゲノムは23個の染色体に分かれて存在しています。

ちなみにこの「染色体」「DNA」とも混合しやすいのですが、染色体とは、遺伝の本体である「DNA」がヒストンと呼ばれるタンパク質に巻き付いてできる構造のことです。

DNAとの違いは、このヒストンに巻き付いて「染色体」の構造をとることで、DNAは破壊されにくくなります。また、染色体の構造がなければ、細胞分裂の時に遺伝情報として「遺伝子」が正しく分配されなくなります。

さらに、染色体の構造がなければ、生物が進化や適応をすることもなかったとかんがえられています。

ちなみに父親由来のゲノムと母親由来のゲノムの両方を持つため、ヒトは46個の染色体を持つと言われています。

さて、だいぶ話が難しくなってきましたね・・・笑。

本題に入りましょう。

このDNAの塩基配列は、ヒトでは99.9%が共通していると言われていますが、実はほんの僅かに異なる部分があり、その違いによって顔つきや髪の毛の色の違いなどの個人差が生まれます。

このDNAの塩基配列の個人差を「遺伝子多型」と呼びます。

そして、このDNAの配列で、たった一つの塩基が違う塩基に置き換わったものを「SNPs」と言います。

「SNPs」

この「SNPs」と言われるちょっとした遺伝子変異が、実は問題を起こすことがあるのです。

とくに私たちが注目しているのは、メチレーションに関わる部分の遺伝子変異。

特定の「SNPs」によって、葉酸やビタミンB12の変換、さらにはビタミンDの吸収や、神経伝達物質・ホルモンの代謝に関わる酵素の活性が低下してしまうことがあるのです(ダウンレギュレーション)。

簡単な例を挙げると、葉酸をメチル葉酸に変えるための酵素「MTHFR」にSNPsを持っていたとすると、通常は100%丸々変換できるところが、30%ダウン、もしくは70%ダウンなどの機能低下が起こる可能性があるということなのです。

実際には、このように機能が低下してしまう「ダウンレギュレーション」と、機能が更新/異常になってしまう「アップレギュレーション」があるのですが、大事なことは、この遺伝子変異「SNPs」があるだけで、「メチレーション」という代謝やメチル化が出来ず、副腎疲労や甲状腺機能低下などになりやすい体質を持っている方がいるということなのです。

当院で行なっている、遺伝子検査「DNAメチレーションプロファイル」は、改善方法がない肥満やガンになりやすい遺伝子を調べるものとは違い、栄養療法によって改善できるメチレーションに関わる酵素のSNPsを調べていくものです。

もし機能異常が起こるような要因のSNPsが見つかった場合、それに合わせた特別な栄養素を補ってあげることにより、解決策を打ち出し、患者さまの健康状態やパフォーマンスを底上げし、副腎疲労はもちろん、より広い範囲での病気の予防につなげていきます。

ちょっと長くなってしまったので、今日はここまでにしますが・・・

その方に合ったオーダーメイドの栄養療法を行う上で、「メチレーションやSNPsの概念」は必須です!

それはその人が持っているSNPsによっては、使用するサプリメントの種類も使用する順番も全く変わってくるからなのです。

それを間違えると(その方のメチレーションやSNPsに合わない栄養療法を行なってしまうと)、栄養サプリメントとは言え、体調を大きく崩す原因になることがあります。

このメチレーションに関わる遺伝子検査を行うことで、その方に合った本当の意味で正しいサプリメンテーション、栄養療法が可能になります。

遺伝子検査(DNAメチレーションプロファイル)について詳しく知りたい方は、是非お尋ねください。

またこちらのblogでもメチレーションをテーマにしたお話

やっていきたいと思います。

お楽しみに^^。

小菅 一憲

カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック

当サロンは、どこに行っても良くならなかった症状で悩む方がたくさんご来院されています。

低血糖症

慢性疲労

食物アレルギー

リーキーガット症候群

甲状腺機能低下症

腹部膨満感

過敏性大腸炎

逆流性食道炎

うつ病

自閉症・発達障害

などなど・・・

こういった症状では、本当に長い間辛い思いをされている方が多いと思います。

カイロプラティカでは、みなさまに笑顔になってもらいたい一心で、

いつでも温かく親身な施術とカウンセリングを心がけております。

どんな症状でも一度ご相談くださいませ。

施術・カウンセリングのご予約

03−6809−6155

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CHIROPRATICA|副腎疲労専門カイロプラクティック

住所: 〒106-0045 

    東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102

営業: 火曜・水曜・木曜 10:00〜20:00(最終受付19:00)

    金曜       17:00〜20:00(最終受付19:00)

    土曜       10:00〜17:00(最終受付16:00)

定休: 日曜・月曜

#自己免疫疾患 #甲状腺機能低下 #自閉症 #メチレーション #重金属

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