高齢になるとグルコサミンの合成能力が落ちる!?


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今日は「グルコサミン」の話です。

グルコサミンは、健康食品の1商品として日本でも良く知られている商品ですよね。 グルコサミンは、名前の初めにある「glucos」が示すように糖分と、「amine」が示すように窒素を含むアンモニアの副産物と水素が結合した物質で、天然のアミノ糖の一種です。

そしてグルコサミンは、カニやエビの殻などのキチン質に多く含まれる成分でもあります。

高齢になるとグルコサミンの合成能力が落ちる!?

グルコサミンは軟骨組織に存在し、関節の働きにかかわっていることが知られており、人間では加齢とともに減少し、関節炎関節痛 を引き起こすと言われています。 また経口摂取によって,関節軟骨障害を修復することにより,症状の改善作用があると言われています。

グルコサミンの作用メカニズムに関して,以前は,経口摂取することで障害の修復が想定されていましたが,最近の研究では細胞内情報伝達機能を介した修復作用が想定されています。 しかし、まだ不明の点も多く、グルコサミンがそれ自体で軟骨の働きを担っているという研究報告もあれば、グルコサミンだけではなくMSMコンドロイチンビタミン・ミネラルなどと一緒になってはじめて軟骨を形成するという報告もあります。

グルコサミンは人の体内では 軟骨靭帯 などに分布し、細胞や組織を結びつける役割を果たしています。 体内でも合成されるのですが、その量は 40歳 くらいから減少傾向になります。加えて特に関節の軟骨は、加齢や肥満に伴ってすり減ったり酷使されるため、中高年以上は合成が減少に追いつかなくなります。 そうすると、腰や膝の違和感や痛みが現れたり、進行すれば関節痛や変形性関節症につながる可能性も高くなります。

もちろん、若くても、関節を酷使するような激しいスポーツを継続している場合は同様ですが・・・。

これらの症状は、初期〜中期の段階であれば、グルコサミンを経口投与する ことにより予防、改善されます。 研究でも初期〜中期の方が効果が高い報告があるのですね。

しかしそれ以外の症状、外科的に軟骨が切除された患者の軟骨再形成や狼瘡、慢性関節リウマチのような関節に関る自己免疫疾患に対する有効性評価については現在までに有効な報告はされていません。

グルコサミンの有効性と摂取について

まだ不明な点は多いグルコサミンですが、関節炎の予防改善と関節痛の改善については評価が高い報告が多く、関節炎諸症状における有効性は高いと思います^^。

様々な研究によると、グルコサミンはタンパク質とムコ多糖(コンドロイチンやヒアルロン酸)との複合体で軟骨や皮膚、目、心臓の弁、腸などを構成する プロテオグリカン という物質の体内での合成を刺激し、 コンドロサイト という軟骨を構成する組織の損傷を修復する働きを持つということです。

抗炎症作用を持つ医薬品のイブプロフェンなどに比べ抗炎症作用は低く、鎮痛作用についても弱いことがわかっていますが、副作用がほとんどないことを考えると、グルコサミンの有益性はおおいにあると言えるでしょう^^。

なお、有効性を高めるには、やはり軟骨成分である 「コンドロイチン」を併せて摂取することが良いと思います。 ムコ多糖類の一種であるコンドロイチンには、軟骨の保水性や弾力性を高める作用があります。 これらの成分が相乗的に威力を発揮すれば、より効果的に関節痛や腰痛、変形性関節症を予防、改善することができるかもしれません。 その他、グルコサミンには、がん細胞から出されるトキソホルモンという毒素の作用を抑え、食欲不振を改善、がんによる急激な衰弱を食い止める効果が期待できるという報告もされています。

さて、どのように摂取するかですが、何回も述べているようにグルコサミンは、鶏などの動物の皮膚、軟骨、牡蠣、エビやカニなどの甲殻類の殻に含まれる成分で、普段の食事から十分な量を摂取することは難しい成分かもしれません。 したがって関節痛や変形性関節症の予防、改善のために効率よくグルコサミンを摂取するには、サプリメントを上手に利用するのが良いでしょう。

1日あたりの目安は、1500mg です。1日あたり1,000〜1,500mgを上限として、この量を2-3回にわけて、食事の直前に飲むことをお勧めします。

ただし!

注意したいのは 甲殻類アレルギー の人。 サプリメントにはエビやカニの殻を原材料にしているものが多いので、必ず一括表示の原材料を確認した方が良いでしょう。

最近では植物の樹皮から抽出された水溶性のグルコサミンも市場に出始めています。 また最近、硫黄 の成分にアレルギー反応を示す人も多いのですが、このような人がグルコサミン硫酸塩を摂取した場合にはアレルギー症状が現れることがありますので注意が必要です。 グルコサミンとともに関節炎などの改善に用いられるコンドロイチン硫酸塩についても同様で、このような人は硫酸が含まれる含硫成分は避ける必要があります。

ではでは。 また次回をお楽しみに〜。

小菅 一憲

カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック

#栄養 #膝足の痛み

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