腸の不思議|乳酸菌・プロバイオティクスの一番良い摂り方とは!?

みなさん、こんにちは。
カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック
院長の小菅一憲です。
今日は、「腸の不思議」ということで、乳酸菌やプロバイオティクスの摂り方についてお話していこうと思います^^。
みなさんも一番興味があるお話ではないかなと思います。
さて、みなさん。
人の身体の中でも一番最初に出来る「腸」。
その大切な「腸」は一体何をしているところでしょうか?
そう何を隠そう「腸」は・・・
「栄養を吸収!」
するところなんです!
そんなことから、栄養学や栄養療法を考える上でも一番大事とも言って良い臓器かもしれません。
何せ、「腸」から「栄養」が吸収されていなければ、いくら食事やサプリメントを摂っても意味がないですからねー。
そして、もう一つ大事な機能があります。
それは・・・
「最大の免疫器官!」
ということです。
「腸」は身体の内側にありながら、実は身体の外にあるとも言える臓器なんです。
わかりますか?口から肛門まで長い管で繋がっていますが、その入り口から出口までは突き抜けているので、考えてみれば腸は身体の外とも言えるんです。
だから、皮膚と同じように、外界と直に接しているところです。
まさに外敵や細菌やウィルス、異物を排除する免疫の最前線でもあるのです。
以前「腸の健康と栄養」についてセミナーを開催した時のblog記事はこちら↓
腸と栄養のセミナーに
行ってきました!|
June 7, 2017
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そして、この免疫にもとくに関わりがあるのが、今日の主役の・・・
腸内細菌 です!
腸内には、乳酸菌やビフィズス菌をはじめとする善玉菌と、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌、そして、善玉にも悪玉にもなる日和見菌という菌が住んでいます。もちろん、カンジダに代表されるようなカビの菌(イースト)も生息しています。
腸内細菌の数は、なんと・・・
200〜300種類
120兆個!
すごい数です。
これらの腸内細菌は、私たちの食生活やストレス状況、生活環境、ライフスタイルによって、善玉菌はもちろん、悪玉菌やその他の菌の数は、常に著しく変化しています。
善玉菌が悪玉菌よりも少し多いぐらいの腸内環境がベストと言われているので、そんな腸内の状況を作るのが何より病気にならず、健康を維持するためにも非常に重要なことになります。
さて、年齢やストレスなどとともに減っていくと言われる乳酸菌・・・
誰しも、乳酸菌は取り入れた方が良いんじゃないかと思っているNO.1サプリメントではないかと思います。
しかし・・・
マルチビタミンミネラルやビタミンB群と同様、
この乳酸菌サプリメント、いやゆる「プロバイオティクス」は、
人によって合う合わないが出やすい
サプリメントなんです。
言うまでもなく、私たち人間の腸内環境は・・・
千差万別。そして十人十色。
産まれた後にお母さんからもらった菌。
そして、その後の生活環境で触れていく菌。
食べるものやストレスによって日々変わっていく腸内細菌。
こうやって、腸内環境は性格と同じで、1人として同じ腸を持っている人はいません。
そうなってくると、プロバイオティクス・サプリメントも合う合わないが出てくるのは当然といえば当然でしょう。
ある人の腸内には非常に親和性のある菌でも、別の人の腸ではまったく受け付けず、逆に腸内環境を悪くしてしまうということすらあるのです。
そんなことから、私たちのところでも乳酸菌はどんなものを扱っていくべきかというのは、常に悩みの種でした(以前は扱っていなかったぐらいです)。
人の腸管に置いて、善玉菌と悪玉菌、そしてその他の菌は相互作用をしています。
そして、それと同じで、善玉菌の中でもお互い競争し合っているのです。
細菌は、他の正常な細菌叢と競争するために「バクテリオファージ」と呼ばれるウィルスを持っています。
バクテリオファージは、他の細菌に感染し、菌体を溶かして増殖するウィルスです。
そして、ここがすごいのですが、それぞれが持っているバクテリアファージは、特定の細菌のみに感染する点です。
細菌は、他の細菌からアドバンテージを得るためにこういったウィルスを発しているんです。
こうやって、実は良い菌同士でも殺し合いをやっているんですね。
こう考えていくと・・・
プロバイオティクス・サプリメントとは言え、
同じ種類の菌サプリメントを摂り続けると、1つの菌に偏って繁殖してしまうことがあるというわけ。
このような理由から、一番良い摂り方と考えられるのは、
ローテーションでサプリメントを摂っていく
ということ。
朝・晩、朝・晩で10種類ぐらいの良性菌をローテーションして摂取していく。
それが一番良いと考えられる方法です。
とは言っても・・・
そんだけの量のサプリメント、用意するのが大変ですよね・・・。
お金もかかる。
わかりますよー。
でも、腸内と菌の特性を考えると、それがベスト。
ちなみに私は、一つの乳酸菌サプリメントを続け過ぎないようにしています。
1週間摂ったら、その後1〜2週間インターバルを空けます。
また、その間に違うタイプの乳酸菌を摂ることをしていたこともあります。
10種類とまでは行かないまでも、1つのプロバイオティクス・サプリメントを続け過ぎないようにしています。
私たちが扱っている「ナノ型乳酸菌」についてのblog記事はこちら↓
ナノ型乳酸菌って
April 4, 2018
写真をクリックしてください
いかがでしたか?
まず自分に合う乳酸菌を探すというのも大切だと思いますが、
そのプロバイオティクス・サプリメントでお腹の調子が良くなったからといって、続け過ぎないことがとても重要なことです。
なるべくいくつかの種類のプロバイオティクス・サプリメントをローテーションで摂っていきましょう。
そして、最後に余談ですが。
プロバイオティクス・サプリメントを摂っていくタイミングですが・・・
プロバイオティクスは、
「生きた乳酸菌を腸まで届ける!」
ということをコンセプトにしているもの。
生きたまま届けるには、どうしても「胃酸」という強敵がいます。
というのも、胃酸でほとんどの菌は死んでしまうからです。
そういったことから、私は以前は「(胃酸のあまり出ていない)食事をする30分前ぐらいに乳酸菌サプリメントを摂ってください」と話していました。
しかし、1年ぐらい前にアメリカの有名なプロバイオティクス・サプリメント会社の社長さんが「食事を摂り始めた直後」が一番良い、と話していて、それには目からウロコだったので、それからは「食事を摂り始めた直後」をお勧めするようにしています。
確かに食事中が胃酸が多く出ているわけですが(そういったことから以前は、食前もしくは食間を勧めていました)、食事が入ってくると食事や食材に含まれる水分、飲料水によって胃酸は薄まるというのです。また食間や食前にも胃酸は微量に出ていますが、その胃酸は何にも薄められていないので、濃度が濃いというのです。
これはpHのことを考えてもそうだと思います。
pH3以下の酸性状況下だと菌は死滅しやすいのですが、薄められてpHが高く(酸性度が弱まる)なると、生きたまま腸まで到達しやすくなるというわけです。
みなさん、どう思われますか?
食間や食前は、胃酸の量は微量ですが・・濃度が濃い 胃酸。
食事中とくに食事の前半は、胃酸の量は多いですが・・・濃度は薄い 胃酸。
どちらが乳酸菌が生きたまま腸まで行くには良いのでしょう。
ちなみに食事の後半は、消化がだんだん終わってきて、pHは下がっていきます(酸性度が高まっていきます)。ある程度酸性度が高くなると、胃の幽門が開いて、消化された食べ物が十二指腸に移動していくのです。
本当のことを明らかにするには、何かしら大きな研究が必要です。
そのような研究は今のところ聞いたことはありませんが、いつか解明されると良いですね。
私は、アメリカの乳酸菌サプリメント会社の社長さんの話していたことに共感したので、
食事スタート直後が良いのではないかと今は考えています。
乳酸菌の摂り方。
1.1つの乳酸菌サプリメントに偏り過ぎず、続け過ぎず、ローテーションする。
2.食事の前半に、サプリメントを摂取する。
この2つのポイント是非覚えておいてくださいね^^。
そして、試してみて調子がとても良かったら教えてください。
おそらく、同じサプリメントでも摂り方を変えるだけで、変わりますので。
小菅 一憲
カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック
当院は、病院に行っても良くならなかった症状で悩む方がたくさんご来院されています。
低血糖症
慢性疲労
食物アレルギー
リーキーガット症候群
甲状腺機能低下症
腹部膨満感
過敏性大腸炎
逆流性食道炎
うつ病
自閉症・発達障害
などなど・・・
こういった症状では、本当に長い間辛い思いをされている方が多いと思います。
カイロプラティカでは、みなさまに笑顔になってもらいたい一心で、
いつでも温かく親身な施術とカウンセリングを心がけております。
どんな症状でも一度ご相談くださいませ。
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