抗炎症作用を持つ「れんこん」


今月は炎症のお話だったので、抗炎症作用のある野菜「れんこん」についてお話しようと思います。

蓮根(れんこん)は スイレン科 の野菜。原産は中国という説とエジプトという説があります。

日本には、奈良時代に中国から渡来し、各地に伝播したと考えられていますが、現在市場に出回っているものは、明治以降に入ってきた中国種です。

れんこんは、美しい花を咲かせることでよく知られる 蓮の花 の地下茎を食用にしたもの。

初めはその花を鑑賞するために栽培されましたが、鎌倉時代頃から地下茎のれんこんが食べられるようになりました。 この地下茎は泥のなかに長く伸び、先端部分に養分を蓄えて肥大したところをれんこんといいます。

葉柄に酸素を送る通気孔として平均10個くらいの穴があり、穴が空いているれんこんは

「先が見通せる」としてお節料理や、ちらしずしなどお祝いごとの料理に登場します。

通常のれんこんは11月〜3月 が時期ですが、8月から登場する「加賀れんこん」というれんこんもあります。加賀れんこんは、節が太く、もっちりと肉厚で美味。

加工品では、熊本県の名産でもある「からしれんこん」が有名です。これは茹でたれんこんの穴にからし味噌を入れて揚げたもので、輪切りにして食べます。 また、中国や台湾などでは、はすの実をお菓子に使っています。

意外にもカロリーが高い野菜ですが、一度に食べる量は少ないため、あまり気にすることはないでしょう。また、見た目に赤褐色なのは、本来のれんこんの色ですので、安心してください。

れんこんの栄養

れんこんは、淡白で見かけによらず「ビタミンC」が多く、100gあたりでは、キャベツやみかんよりも多く含まれています。もともとビタミンCは熱に弱いのですが、れんこんのビタミンCは豊富なでんぷん質に守られているおかげで、加熱にも強いのが特徴です。

その他、カリウムカルシウムなどのミネラルも豊富で、野菜にはめずらしい

ビタミンB1B2が含まれているのも嬉しいところです。

食物繊維の中にはムチンという糖たんぱく質の一種を含みます。

切ったときに粘り気のある糸をひくのは、この「ムチン」という成分なのです。

ムチンは粘膜を保護する働きがあるので、胃壁を保護したり、傷ついた胃の粘膜を修復する効果があります。また不溶性の食物繊維とともに、便秘の改善や整腸、胃腸の保護など美容と健康に効果があるたのもしい野菜です。

また、れんこんを切ったときに切り口が黒ずむのは、れんこんのアクであるポリフェノールの一種

「タンニン」が含まれているため。タンニンには、消炎作用があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に効果があります。

他には、咳止め効果もあり、中国漢方、日本の生薬、そして欧米のハーブ療法で、咳と痰をおさめる食べ物として重宝されてきた歴史があるのです。 れんこんには空気が通る気管の粘膜の働きを向上し、痰が切れやすくするだけでなく、気管の収縮と拡張を良好にする作用があるのです。

のどの痛みに「れんこん湯」などはいかがですか?

〈れんこん湯の作り方〉 れんこんを皮付きのまま丸ごとすりおろし、醤油と塩で味をつけてから布でこします。これに生姜のしぼり汁を少々加え、くず粉などを入れてよく練り、熱湯で伸ばして出来上がりです。

美味しいれんこんの選び方

さて、最後にれんこんの美味しい選び方ですが

穴の大きさがそろっているもの 握ってみてしっかりとしたかたさがあるもの 色むらや傷がなく、ずんぐりと丸みがあり、重みのあるもの

少し黄色がかった色味のもの

です。

本来の皮の色は肌色に近いこげ茶色なのです。漂白されて白いものは、サクサクした食感が薄れて味も落ちます。また切り口が茶色く変色していたり、穴の中が黒くなっているものは古い証拠。

シャキッとした食感が特徴のれんこん。

この食感を楽しみたい人は、加熱しすぎに注意しましょう。さらに加熱すると、もっちりとした食感に変わります。 これは、主成分のでんぷんが糊化するためだからです。 酢れんこん、きんぴら、天ぷら、煮物など幅広く使える野菜なので、料理に合わせて加熱時間を変えたいものです。また、すりおろしてダシなどに入れると甘くとろみが出るので、れんこん鍋なども美味しいです。

調理の際は、切ったそばから黒くなるので、すぐに酢水にさらして変色を防ぎましょう。 茹でるときにも酢を少々たらすと、真っ白に茹で上がりますので、試してみてください。

是非、今晩のおかずにいかがですか?

小菅 美保

カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック

#栄養

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