アレルギー|皮膚の問題やその他アレルギーをお持ちの方に送る処方箋

みなさん、こんにちは。
カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック
院長の小菅一憲です。
近年、アレルギーをお持ちの方が、本当に多くなったと思います。
大人の3人に1人は何かしらのアレルギーを持っているとも言われています。
(これは本人が気づいていないケースもあります)。
アレルギーが増えている原因には、環境や食事の変化などが大きく関わっていますが、その話はまた別の機会に譲るとして、今日は、今現在何かしらのアレルギーにお困りの方に向けて・・・
私の持っている知識を総動員してお伝えする「処方箋」
そんなテーマでお送りしたいと思います。
アレルギーは、簡単に言うと "私たちの免疫システムの異常" です。
通常であれば、そんなに過敏もしくは過剰に反応しなくて良いものに、免疫が反応する。
そして、その免疫反応による炎症を抑えるシステムがなかなか働かない。
この理由についてはまたお話ししますが・・・
その反応する物質。
いわゆる「アレルゲン」には様々なものがあります。
化学物質
・壁材に使用される接着剤中のホルムアルデヒドや有機溶剤 ・木材の防虫剤や防カビ剤 ・家具に塗装されたペンキやラッカーの有機溶剤
・ペットボトルや発泡スチロール
・シャンプー、洗剤、化粧品に含まれる化学物質
などなど
ハウスダスト(家などの埃)
カビやダニ
動物の毛やフケ
花粉
植物
さまざまな食べ物
食品添加物
こんなようなものがあります。
そして、このアレルゲンによって起こるアレルギー症状にも、これまた様々なものがあります。
皮膚症状 :
赤み、じんましん、腫れ、かゆみ、しゃく熱感、湿疹
粘膜症状:
目の充血や腫れ、かゆみ、涙、まぶたの腫れ、 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、口の中や唇、舌のかゆみ
呼吸器症状:
咳、くしゃみ、喘息、気管支炎など
消化器症状:
下痢、便秘、膨満感など
神経症状:
私もアレルギー持ちなので、これらの症状が本当に辛いのはよくわかります。
本当、何とかしたいですよね〜!
前回のblogはこちら↓
栄養のセミナー|
お知らせ 10月2日「リウマチ」
October 1, 2019
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もちろん、根本的には何が自分のアレルゲンになっているかを探すことが解決になりますが、並行してやっておきたいことを書いておきましょう!
1.腸内環境を見直そう!
アレルギーがなかなか良くならない、急にアレルギーが酷くなってきた・・・そんな背景には腸内環境の悪化が関わっていることが非常に多いです。
私の臨床でも、アレルギーの方の大半がお腹の調子があまり良くないという訴えを持っています。
腸内環境が悪化して、腸の粘膜上に炎症が起こると、それを抑えるために副腎皮質ホルモンが分泌されます。その状態が続くと、副腎は他のアレルギー反応の炎症を抑える力がなくなることになります。
また、腸内の悪い菌は私たちの免疫から自分の身を守るために金属を身にまといます。これらの金属は水銀や鉛などの重金属であることが多く、それも炎症やアレルギーの元になります。
カンジダ菌とアトピー性皮膚炎の関連性が叫ばれるのもこういった理由があります。
もし、下痢や便秘で身体に不要なものをしっかり便で外に出せないと、またそれらの毒物が身体に再吸収されてしまうことになります。こういったことも皮膚の問題やアレルギーにつながります。
・毎日便通はあるか?
・便はやわらかくも、かたすぎもせず、程よいかたさで、
バナナ状の便か?
・便の色は黒っぽくなく、黄色に近い茶色か?
・オナラや便は悪臭ではないか?
今一度、腸内環境を見直してみましょう。
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2.ストレスコントロールをしよう!
ストレスが、アレルギー症状を悪化させることは明らかです。
疲れている時に、症状がいつもより酷くなるのも同じことです。
ストレスは、副腎のホルモン分泌を増加させ、副腎を疲労させます。副腎が疲労すると、アレルギーの炎症をしっかりと抑えるためのステロイドホルモンが分泌出来なくなることで、アレルギー症状が悪化します。
また、ストレスによってアドレナリンが大量に分泌されると、腸内環境は悪化し、腸の粘膜も荒れやすくなります。
このことは特に肌のトラブルとも関連してくるでしょう。
精神的なストレス以外にも、過剰な労働やトレーニング、長時間の同じ姿勢なども大きなストレスになります。
・ストレスから避難しよう(なるべく離れる、考えない環境を作る)
・ストレスリストを作り、その数を減らしていく
・気分転換をする(いつもと違うことをする、旅行にいくなど)
・ストレス発散をする
(趣味の時間を大切にする)
(友人に聞いてもらうことも発散になります)
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2.オメガ3とオメガ6のバランスを知る!
毎日摂取する油のバランスによってもアレルギーの状態が変わります。
オメガ3系の油(αリノレン酸やEPA/DHA)は体内でプロスタグランジン3(PG3)になります。このPG3は炎症を抑えてくれるホルモン様の物質です。
オメガ6系の油(リノール酸やアラキドン酸)は体内でプロスタグランジン1と2(PG1と2)になります。PG1は炎症を抑えますが、PG2は炎症を促進する物質です。現代人の4人に1人はPG1が出来づらいので、アレルギー体質の方はとくにPG2が多いです。
・EPA/DHAを多く含む青い背の魚を週に2、3回摂ろう
(イワシ、アジ、サンマ、サバなど)
・αリノレン酸を含む油を毎日少量ずつ摂取しよう
(亜麻仁油、シソ油、エゴマ油、グリーンナッツオイルなど)
・リノール酸が多い現代の調理油はなるべく控えよう
(焼いたり、炒めたりする際の油の量を減らす。外食を減らす。)
・揚げ物は控えよう
(何回も高熱で使用した油は酸化していて、アレルギーを悪化さ
せます)
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2.小麦や乳製品を減らして、和食中心に。
小麦に含まれる「グルテン」や乳に含まれる「カゼイン」というタンパク質は、消化が難しく、腸に炎症を起こしやすいと言われています。
また小麦と乳は、食品の中でももっとも「グルタミン酸」を多く含む食材。
グルタミン酸は、脳のグルタミン酸受容体を刺激します。この量が多過ぎると、神経細胞のダメージや炎症の原因、リーキーガット症候群の引き金となるので、あまり良くありません。
・グルテンフリーやカゼインフリーを自分の出来る範囲で
実行してみよう
・グルタミン酸の観点からからは、発酵食品もNG。
(発酵食品は、実は腸内環境の状態によっては身体に合わないこと
も多くあります。)
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2.ヒスタミンを減らそう!
アレルギーの症状が起こる機序は、簡単に言うと・・・
アレルゲンが入ってきて、それを抗体が捕まえ、抗原抗体反応が起こることで、ヒスタミンが分泌され、ヒスタミンによる症状が起こること。
ヒスタミンは血管を拡張させるので、蕁麻疹や涙、鼻水、クシャミなどを起こします。
・ビタミンC(サプリメントが効果的)を摂取して、
血中のヒスタミン濃度を下げよう。
・ヒスタミンを分解するには、DAOという酵素が必要ですが、
メチレーションがうまく働いていないと分解出来ません。
(場合によっては、メチレーションにも介入して、サポートする
必要もあります:プロフェッショナルサポートが必要です)
※メチレーションについては以前のblogを参照してください。
さて、長くなりましたが、今アレルギーで悩んでいる方は、是非こんなポイントを意識してみてくださいね^^。
他ではあまり聞けない・・・
本当のアレルギーへの処方箋。
いかがでしたか?
そうそう。
このポイントを実践するのはもちろんなんですが、生活の中での基本も忘れてはいけません。
良く寝る(12時前できれば11時には寝る)
良く食べる(加工食品ではなく自然なものを)
良く笑う(ストレス発散大事)
ほんとこれ大事です!
最後になりましたが、これらのことを実践するだけでも、副腎が回復し、炎症を抑えることの出来る身体に変わっていくので、アレルギー症状は軽減していくはずです。
ただ、冒頭でお話したように、自身のアレルギーの原因となっている「アレルゲン」が何かを特定することが根本的な解決になります。
それは普段食べているものが原因だったり、普段使っているシャンプーや洗剤が原因だったり、家の環境が原因のこともあります。
私は、小麦をやめたら「蕁麻疹」が全く出なくなり「花粉症」もほぼ回復しました。
うちの奥さんは、今の家に引っ越してきてから、アレルギー性の皮膚炎が出たので、カビや家の壁紙や建材などが原因になっているのかもしれません。
息子は、あるシャンプーで湿疹が出たことがあります。
このように身近にもたくさんの例があります。
上級編としては、お米の銘柄をコシヒカリからササニシキや古代米に変えたら、アトピー性皮膚炎が回復した方もいらっしゃいます。
これはまさに、品種改良によってレクチンが増えたことに関連しています。
もちろん、上級編としては、遺伝子組み換え食品や農薬、ホルモン剤、抗生剤を使用した食品は、アウトです^^。
大分長くなっちゃいましたね。
またリクエストがあれば「アレルギーのお話」したいと思います。
次回もお楽しみに^^。
小菅 一憲
カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック
当院は、病院に行っても良くならなかった症状で悩む方がたくさんご来院されています。
低血糖症
慢性疲労
食物アレルギー
リーキーガット症候群
甲状腺機能低下症
腹部膨満感
過敏性大腸炎
逆流性食道炎
うつ病
自閉症・発達障害
などなど・・・
こういった症状では、本当に長い間辛い思いをされている方が多いと思います。
カイロプラティカでは、みなさまに笑顔になってもらいたい一心で、
いつでも温かく親身な施術とカウンセリングを心がけております。
どんな症状でも一度ご相談くださいませ。
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