王様の野菜「モロヘイヤ」が中性脂肪を下げる?!

今日は、中性脂肪を下げてくれる野菜「モロヘイヤ」のお話をしようと思います。
「中性脂肪」という言葉は聞いたことがあると思いますが、何をさしているかご存知ですか?
人間の身体の体脂肪は・・・
「中性脂肪」「コレステロール」「リン脂質」
の3つから構成されており、このうちの9割が中性脂肪と言われています。
中性脂肪は血液中にもありますが、皮下に付着すると皮下脂肪となり、動脈の血管内に付着すると動脈硬化を起こす可能性が高まります。心臓の血管が動脈硬化になると、心筋症や心筋梗塞、脳内の血管が動脈硬化を起こすと脳梗塞にも繋がります。
こう見ていくと中性脂肪は、高くならないようにしないといけません。
この中性脂肪をモロヘイヤが下げてくれるのです。
モロヘイヤはアラビア語で「王様の野菜」という意味を持っており、エジプト王がモロヘイヤのスープで難病を治したとも言われています。
栄養成分としては
カルシウム・鉄・カロテン・ビタミンB1・B2・B6・C・E
などなど、多くの栄養を含んでいます。
カルシウムはほうれん草の9倍、ブロッコリーの10倍、カロテンに関してはほうれん草の4.6倍、ブロッコリーの19倍も含まれているそうです。
モロヘイヤを調理したことがある人はご存知かと思いますが、茹でたり刻んだりするとネバネバしてきますよね。これは「ムチン」と呼ばれる物で水溶性食物繊維の一つで、これがネバネバの正体なのです。
このムチンにはたんぱく質や脂肪の消化を促す働きがあり、余分な脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待出来ます。 普段から脂肪の多い食事をしている方には、是非お勧めの食材です。
ムチンには糖分の吸収速度を遅らせる働きがあり、食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれるので
糖尿病の予防にもなります。他にも鉄の吸収を高めてくれるビタミンCも多く含まれているので貧血の予防になったり、便秘や高血圧の予防にもなります。
本当に様々な病気の予防の手助けになってくれるのです。
栄養が豊富なモロヘイヤですが、熱を与え過ぎてしまうと栄養分が流れてしまうので、さっと茹でてサラダにするのがおすすめですよ。長芋やオクラにもムチンが含まれているので、ネバネバサラダにするのもいかがですか??
ただしお酢をかけてしまうと、ぬめりが飛んでしまうのでドレッシングは向いていません。 スープにするのもお勧めです!
小菅 美保
カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック