ビタミンEの抗酸化作用は「トコトリエノール」が重要!

みなさん、こんにちは。
小菅美保です。
今日は、みなさんご存知の栄養素「ビタミンE」のお話です。
前回、栄養のことを書いた記事はこちら↓↓
胃酸と同じ成分の「塩酸ベタイン」
August 17.2018
写真をクリックしてください
ビタミンEは脂肪組織、筋肉、肝臓、骨髄、子宮など、多くの人体組織に存在する 脂溶性ビタミンで、別名トコフェロールとも呼ばれています。トコフェロールは天然ではα、β、γ、δの4種類がありますが、体内で最も多く生理活性が強いのはαートコフェロールです。
食べ物では、アーモンドなどのナッツ類やウナギなどの魚介類、大豆や緑黄色野菜に含まれています。
みなさん、ビタミンEと言えば何を思いつきますか?
「抗酸化作用」
でしょうか。
そうなんです。
私たちの体内では、日々の生活の中で常に「活性酸素」が発生しており、この活性酸素は肌を老化させたり細胞を傷つけて、動脈硬化、心臓病などのリスクを高めてしまうのです。ビタミンEは、この活性酸素の働きを抑え、生活習慣病などの予防をしてくれるので若返りホルモンとも言われています。
また、血液中のLDL-コレステロールも抑制してくれるので、心筋梗塞などの循環器系疾患の予防もしてくれます。
他には、、、
末梢血管を広げて血行を促進し、冷え性や肩こり、頭痛、腰痛などを改善しくれたり、性ホルモンの生成や分泌にも関わったりもしています。
性ホルモンは、脳下垂体からの指令により分泌されるのですが、ビタミンEはその脳下垂体に働きかけてホルモンを分泌するので、女性の場合は月経痛や月経不順などに、男性では精子の数を増やしたり、精力アップにも効果が期待できます。
こう見ていくと、とても重要な栄養素なことがわかりますよね。
「トコトリエノール」に注目してみよう!
最近では、ビタミンEと言えば「トコフェロール」と思われがちですが、実際にはビタミンEは単体として存在しているわけではありません。
ビタミンEには、トコフェロール以外に「トコトリエノール」という成分も含まれていて、実はこちらの方が作用が優れていることがわかっています。
舌を噛んでしまいそうな名前ですね。
この2つはそれぞれ似たような物質なのですが、体内では異なる働きがあることがわかっています。
先ほどお話しした、抗酸化作用やLDL抑制作用は、トコフェロールよりもトコトリエノールの作用で効果が出ていることがわかっているのです。
LDL抑制作用については、トコフェロールでは全く効果がなく、トコトリエノールの作用で抑制しているそうです。
びっくりです。
ちなみに、市販のビタミンEサプリメントでは、αートコフェロールをミックスしたものがほとんどで、トコトリエノールが含まれているものはごくわずかしかありません。
トコフェロールとトコトリエノールの両方が配合されたものは・・・
「フルスペクトラムビタミンE」
と呼ばれるものになります。
購入するときは、是非確認してみてくださいね。
日本ではあまり馴染みがないと思いますが、アメリカ では糖尿病や肥満、高血圧や高脂血症などの
メタボリック症候群 の患者さんには必ずと言っていいほど、処方されているそうです。
あまりピンとこないですよね。
それもそのはず、私が現場で働いていた時は、ビタミンEがそのような理由で処方されることはまずありませんでした。
みなさん、ビタミンEは 脂溶性ビタミン だから摂りすぎに気をつけたほうが良いと思っていませんか??
実はオーストラリアの論文で、通常摂取量の2800倍 に相当する量のビタミンE(αートコフェロール)をマウスに与えたところ、全く生活に問題がなかったそうです。
これを人間の量に置き換えると、42000mg というとんでもない量になるのですが、1capに100mg入っていたとすると420capにもなり、この量を1日で飲む人はまずいないですよね。
この論文を読むと、脂溶性だからと言って多少は多く摂っても心配はなさそうです。
ビタミンEを、食事で摂る分には全く問題はありません。
サプリメントで摂る場合でも、用法用量を守って服用すればまず問題はないでしょう。
当院でも「フルスペクトラムビタミンE」の取り扱いがございますので、気になる方は是非ご相談くださいね。
小菅 美保
カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック
当院は、病院に行っても良くならなかった症状で悩む方がたくさんご来院されています。
低血糖症
慢性疲労
食物アレルギー
リーキーガット症候群
甲状腺機能低下症
腹部膨満感
過敏性大腸炎
逆流性食道炎
うつ病
不妊症
自閉症・発達障害
などなど・・・
こういった症状では、本当に長い間辛い思いをされている方が多いと思います。
カイロプラティカでは、みなさまに笑顔になってもらいたい一心で、
いつでも温かく親身な施術とカウンセリングを心がけております。
どんな症状でも一度ご相談くださいませ。
施術・カウンセリングのご予約
03−6809−6155
Web予約 は 左の写真をクリック
CHIROPRATICA|副腎疲労専門カイロプラクティック
住所: 〒106-0045
東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
営業: 火曜・水曜・木曜 10:00〜20:00(最終受付19:00)
金曜 17:00〜20:00(最終受付19:00)
土曜 10:00〜17:00(最終受付16:00)
定休: 日曜・月曜